業績悪化時の挨拶やスピーチに使える言葉の... | 挨拶やスピーチに使える季語・時候の言葉の例文や手紙・メール・季節に使えるPTAの文例

業績悪化の挨拶のポイントとして最も重要なのは、それを今後にどのように活かすか、ということを明確にすることです。ただ単に業績が悪化していることだけを伝えてしまうと、スタッフの不安を煽ってしまい士気を下げるだけの結果となりかねません。そこからどのようなことが必要で何をすべきなのか、行動の指針となるものを簡潔に伝えて、一刻も早く業績を回復させる方向に働きかけることが、スピーチをする必要性として最も重要なものです。

業績悪化の挨拶の書き出しのポイントとして、まずは事実をはっきりと述べること。業績悪化と一口に言っても、どの程度のものなのかは程度により異なります。虚偽の内容が含まれることは論外ですが、出せる情報に限りがある状況でも文章の解釈によってとらえ方が異なるような書き方はできる限り避けるべきでしょう。スピーチ、手紙、メールいずれの場合も、ビジネスにおいては簡潔に明確に、がポイントとなります。できる限り文字数を少なく、まずは事実のみを伝えるようにしたいところです。

このたびは、お時間をいただきありがとうございます。今回皆様に集まっていただいたのは、単刀直入に申し上げて、我が社の業績悪化についてのご報告でございます。直近四半期の実績ですが、売上高において○○円、純利益について△△円の損失が生じております。最も重要な事実としてまずはこの旨を、率直に皆様にご報告申し上げた上で、その後に、これらに対する我が社としての今後の対応について、説明をさせていただきたく考えております。

日頃大変お世話になっております。○○の□□でございます。このたびは、突然のご連絡、誠に申し訳ありません。今回書中にてご連絡させていただいたのは、率直に申し上げて我が社の業績悪化についてのご報告でございます。直近四半期の実績ですが、売上高において○○円、純利益について△△円の損失が生じております。最も重要な事実としてまずはこの旨を、率直に皆様にご報告申し上げた上で、これらに対する我が社としての今後の対応について、説明をさせていただきたく考えております。

日頃大変お世話になっております。○○の□□でございます。このたび、書中にて我が社の業績悪化の件について、ご連絡させていただきます。直近四半期の実績におきまして、売上高として○○円、純利益として△△円の損失が生じております。まずは率直にこの旨お知らせさせていただきたくご挨拶申し上げたく思います。またこれらの実績に伴う我が社の対応につきましては、後に詳しくご説明させていただきたく考えておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

お疲れ様です。○○でございます。突然のメール、誠に失礼致します。我が社の業績悪化の件について、ご報告させていただきます。直近四半期の実績におきまして、売上高として○○円、純利益として△△円の損失が生じております。まずは率直にこの旨お知らせさせていただきたくご挨拶申し上げたく思います。またこれらの実績に伴う我が社の対応につきましては、後に詳しくご説明させていただきたく考えておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

平素大変お世話になっております。○○の△△でございます。このたびは突然のご連絡、誠に申し訳ありません。直近四半期の実績におきまして、売上高として○○円、純利益として△△円の損失が生じた件につきまして、まずは率直に現状をお伝えさせていただきたく思います。また、これらの実績に伴う我が社の対応等につきましては、後に詳しくご説明させていただきたく考えております。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

業績悪化の挨拶の書き出しについては、スピーチ、手紙、メールいずれの場合も内容に大きな違いを持たせる必要はありません。ただし、職位や立場が様々な相手が集まるスピーチの場での言葉に比べて、手紙やメールについては個人が相手になりますので、相手の立場に応じた書き方を心がけるようにするとベストでしょう。伝える事実は同じでも、書き方一つで相手の印象はガラリと変わってしまうものです。業績悪化というマイナスのことを、さらにマイナスを深めて伝えてしまうことのないように注意しましょう。

業績悪化の挨拶の結びのポイントは、「今後どうしていくのか」という方向性をしっかりと定めることです。書き出しの部分において、マイナスの部分を正確に伝えるというポイントがありましたが、結びの部分では、それをプラスに活かすためには今何が必要か、という具体的な提案が必要です。マイナスからプラスへ。行うべきことがわかり、すぐに取り組むことができるような状況に持っていくことがベストです。挨拶の時点で、自分が全力で取り組むことのアピールも含めて、相手の士気を高められるような結びで終了したいものです。

以上が、業績悪化についての詳しい事実関係と今後の見通しでございます。このたびの業績悪化について誠にご迷惑をおかけしておりますが、今後の対応といたしましてまずは○○を行っていきたい、△△がとりわけ重要であると考えております。状況を見極めてその都度、適切な対応を取りたいと考えておりますが、皆様におかれましても、一丸となってこの問題に取り組んでいきましょう。素早い行動を起こすか否かで結果が変わります。皆様の期待に応えられるよう、全力で取り組んで参る所存です。何卒、よろしくお願い申し上げます。

以上が、業績悪化についての詳しい事実関係と今後の見通しでございます。今後の対応としては、まずは○○を行っていきたい、中でも△△がとりわけ重要であると考えております。今後も状況を見極めてその都度、適切な対応を取りたいと考えておりますが、一丸となってこの問題に取り組んでいきたく意識を新たにしております。皆様の期待に応えられるよう、全力で取り組んで参る所存です。ご協力のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。

以上が、業績悪化についての詳しい事実関係と今後の見通しです。我が社の今後の対応ですが、最優先課題として、まずは○○を行っていきたい、と考えております。今後につきましても状況を見極めてその都度、適切な対応を行ってまいりますが、スタッフが一丸となってこの問題に取り組んでいくことが問題解決には不可欠です。皆様の期待に応えられるよう、全力で取り組んでまいりますので、ご協力のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。

以上が、業績悪化についての詳しい事実関係と今後の見通しです。我が社の今後の対応ですが、最優先課題として、まずは○○を行っていきたい、次に△△であると考えております。詳しい指示は別に行いますが、スタッフが一丸となってこの問題に取り組んでいくことが問題の解決には不可欠です。今後も状況に応じて適切な対応を取って参りますが、皆様の期待を裏切ることのないよう全力で取り組みますので、ご協力のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。

以上が、業績悪化についての詳しい事実関係と今後の見通しでございます。我が社の今後の対応ですが、最優先課題として、まずは○○を行っていきたい、次に△△であると考えております。問題の解決には、皆様のご協力が必要です。今後もその時々の状況に応じて適切な対応を取って参りますが、皆様の期待を応えるべく全力で取り組んでまいりますので、ご協力のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。まずはご報告にて、失礼致します。

業績悪化に対する対応について、具体的に何をどう行っていくかという詳しい指示は後から行っていくものです。状況により変えなければならないことも多くありますので、挨拶の時点ではまず、簡潔に一つ二つ、わかりやすい行動を上げていくことが必要でしょう。相手の行動の変容を促し、事態の好転につながるような挨拶ができればベストです。相手の立場や状況をよく理解し、適切な対応を取ること。挨拶をしっかりと行っていくことがまず、適切な対応の第一歩です。

業績悪化の挨拶、誰しもができることなら避けて通りたいものです。しかしここをどう行っていくかで、相手の受け取り方、ひいては行動が大きく変化するでしょう。ここに挙げた例文も、状況によっては全く逆効果となる可能性もあります。スピーチ、手紙、メール、それぞれの手法において、伝える内容には大きく変わりがなくても、それぞれの手法で何が伝わりやすく何が伝わりにくいのか、内容の細かな違いを意識しなければなりません。とりわけビジネスにおいては、相手が何を求めているかに応じて内容を変更・加筆・修正しなければならない状況も多く、その回数も多くなるものです。簡潔に、正確に、思いのこもったものを伝えていくことが、業績悪化というマイナスの事柄をプラスに変革する行動の原点となってきます。また、言葉や熱意のはっきりしない挨拶は、文言が同じであっても相手への伝わり方が大きく変わってしまいます。しっかりと案を練り推敲した上で、求める結果に向かうために最良の結果となることを信じて、行動を起こしていくことが必要でしょう。伝えるべきことがどこにあり、何を伝えるのか、どうなることを相手に伝えていくのか、どうなることを相手に求めていくのか、まずはそれをしっかりと練り上げることです。それがより効果的な挨拶として、相手に響いていくはずです。