卒業保護者の挨拶やスピーチに使える言葉の... | 挨拶やスピーチに使える季語・時候の言葉の例文や手紙・メール・季節に使えるPTAの文例

卒業保護者の挨拶のポイントとしましては、まずは学校を通じて諸先生方をはじめとする、様々な方にお世話になりましたということを簡単で構いませんのでお伝えすることが大切になってきます。スピーチを行う際に述べたい事項を箇条書きで良いので、まずはいくつか具体的に書き出してみましょう。そしてそれらをいろいろな例文などを参考に、文章化し、スピーチ用の手紙を作り上げるのが良いかと思います。スピーチだからといって、あまり固苦しい文章にせず、軟らかい表現で聞き手側が疲れないような配慮をすることも大切です。

書き出しのポイントとしましては、まずは「本日はお忙しい中お越しいただきまして」や、「大変お暑い中お越しいただきまして」など来て頂いたことに対する礼を述べることから話始めると良いです。こうすることにより、しっかり礼儀をわきまえているという印象を与えつつ、スムーズなスピーチの文面にもなり、次の話題へと繋ぎやすいです。定番な文章かもしれませんが、書き出しはこの様な感じで大丈夫です。それ以降に自分自身で伝えたい内容を続けていくと、自然な感じでお手紙が完成出来ます。

スピーチ用の書き出しの部分としましては、季節感や時系列を意識した言葉で表現すると良いでしょう。例えば、「長い梅雨空もようやく明け、皆様には益々ご健勝のほど、お喜び申し上げます。」または「気持ちも高ぶる爽快な夏になり、皆様につきましても益々ご健勝のほど、お喜び申し上げます。」など簡単で構いませんので、一言季節感を表す表現を入れると良いでしょう。冬の場合ですと、「寒さも身にしみる頃となって参りましたが」「水道の蛇口をひねっても凍り付くほどの寒さとなり」など、様々な表現を取り入れると良いです。

「時下、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。」「この度は、大変ご無沙汰をいたしましたこと、申し訳ございません。」「皆々様、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。」「皆々様には、日頃よりご多忙中のところ大変お世話になっております。」「諸先生方をはじめ、卒業を迎えることが出来たことに大変感謝をいたしております。」「先生方には大変尽力を尽くして頂きましたこと、厚く御礼を申し上げるとともに。」「校長先生をはじめ、諸先生方には学校生活におきまして」

保護者挨拶の手紙での挨拶としましては、文面は勿論のこと、字体や文字数のバランスも重要になってきます。書き出しは次のようなものが良いと思われます。「学校長、諸先生方の皆様には学校生活だけでなく、生活面全般でのご指導を頂き誠にありがとうございます。」または、「活力の溢れる先生方から熱心にご指導頂きましたことに」などで書き出すと良いと思います。「笑顔の絶えない楽しい学校を築きあげた先生方にご指導頂き」などと繋げても良いでしょう。

メールでの書き出しですと、あまり文面が複雑なものや、一文が長文になり過ぎない様に気を付けた方がよいです。読み手が理解し易い様にすることが大切です。例えば、簡単ですが「日頃より大変お世話になりました」と、この様な簡単な書き出しでも十分です。または「先生方に学ばせて頂いた日々を昨日の様に思い出します」や「先生方と一丸となって汗を流した運動会、いい思い出となっております」と、簡単な思い出話から入ってもいいかと思います。

ビジネスでの例文ですと、まずはしっかりと常識を認識しているか。面白味はなくとも、しっかりとした文面で書き出せているかなどが重要です。ビジネスと言っても様々な場面がありますが、会社同士でのやり取りなら、「平素は日頃より大変お世話になっております」または「平素は並々ならぬ格別なお引き立てを、誠にありがとうございます。」などが良いでしょう。あまり固くない文面の場合は「いつも大変お世話になっております」や「いつも大変暖かいお心遣いを頂きまして、誠にありがとうございます」この様に書き出しても良いです。

卒業保護者の挨拶としましては、メールにしましても、スピーチにしましても、どのような場合におきましても、学校があってこその卒業があり、そこではじめて卒業生の保護者なのですから、学校に対しての御礼の気持ちを入れた文面や手紙にすれば間違いはないでしょう。間違っても、生徒あっての学校なのだから保護者は偉いなどと誤解させるような文面は絶対に控えるようにしましょう。まずは、一言御礼の言葉から書き出し、それから用件や本文に繋げていけば大丈夫です。難しい言葉は考えず、素直な気持ちを表現した方が伝わりやすいと思います。

保護者からの結びの挨拶のポイントとしましては、やはりこれも難しく考える必要はないでしょう。例えば、「先生方も生徒と共に成長し、御年を重ねていきますので、どうぞご自身のこともご自愛下さいますよう心よりお願い申し上げます。」または、もっと簡単に「諸先生方、皆様どうぞお体にもお気をつけください」と、このくらい簡単な表現でも良いかと思います。ですが、やはりここでも結びの挨拶の裏側には先生に対する感謝の気持ちが隠れているんですよ、ということが分かる表現がよいでしょう。

スピーチに使うとなりますと、自らの話しで伝えるわけですので、自分の表現方法で思いを伝えると良いでしょう。例えば柔らかい表現で「晴天の中、大汗をかいて一丸となった運動会はいい思い出ですが、先生方もあまり無理はなさらずに、お身体にお気を付け下さい」または「共に喜びを分かち合った部活動の大会」「共に悔し涙を流した部活動の対抗戦」など、具体的な表現を取り入れた結びにしても良いでしょう。スピーチなのですから、自らの素直な気持ちを自らの言葉で表現すると良いです。

手紙の結びになりますと、最後の締めくくりですので、手紙の文量とバランスにもよりますが、「末筆ながら、先生方にお世話になったことと感謝の気持ちは忘れません」「末筆ながら、先生方のご健闘と今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます」など、この様に割とシンプルな表現方法で良いかと思います。また、担任の先生や日頃から幾度となく関係のあった先生宛のお手紙でしたら、もっと崩した表現でも良いでしょう。たとえば、「学校生活と共に、放課後にもご指導頂いたことが今では良い思い出となっております。今後のご活躍にもお祈り申し上げます」

挨拶の結びはスピーチと同じ様な表現でも構いませんが、「今後の益々のご活躍をお祈り申し上げると共に保護者としてのご挨拶とさせて頂きます」「先生方をはじめ、母校の益々の発展を祈願し、保護者の挨拶と変えさせて頂きます」などという表現でも良いでしょう。もっと卒業生ならではの個性的な表現を取り入れても面白いかもしれません。「先生方や学校の今後の発展を祈願しつつも、特に部活動が目覚ましい活躍のあることを期待しましてご挨拶とさせて頂きます」

メールなので、なるべく簡潔な内容が良いでしょう。「今後のご発展、ご活躍を心よりお祈り申し上げます」「先生方のご健勝、ご活躍を祈願致しまして、心よりお礼申し上げます」「先生方におきましても、お身体には十分、ご留意ください」「益々のご活躍を期待し、心より楽しみにさせて頂きます」「学校の長い歴史の一つに加われたことに感謝し、先生方の今後のご活躍にも心よりお祈り申し上げます」「一丸となり学校生活を送れたことを心より感謝申し上げます」

保護者の挨拶という観点からみてビジネスにも使えるとしますと少し難しい気もしますが、あまり固くなる必要はないでしょう。例としますと「今後益々のご活躍、ご健勝のほど、心よりお祈り申し上げます。」「末筆ながら、先生方のご健康を心よりお祈り申し上げると共に、学校生活におきましては感謝の意を表したいと思います」「先生方の今後のご健康とご多幸を、大変心よりお祈りいたしております。」一番簡単な文面としましては「先生方も何卒、お身体にご留意ください」でも良いと思います。

卒業保護者の挨拶の結びとしましては、難しいところもあるかと思いますが、これまでに築き上げた先生と保護者の関係がありますので、多少は噛み砕いた表現でも良いでしょう。結びとして、先生方を気遣う気持ちと同時に感謝を表すこと、または今後の先生だけではなく、学校全体での発展までを視野に入れたような表現を結びで表すと良いでしょう。特に自身で思い入れのある出来事や学校行事があればそれを取り入れて挨拶に変えても良いでしょう。

卒業保護者の挨拶の総合的なまとめとしましては、ポイントがいくつかありますが、まずは勿論挨拶から始まりますが、そこで話のつかみとして感謝の意を先生方や学校に対して気持ちを表すのが良いでしょう。それから本文や用件などに入るようにすれば、スムーズな挨拶が述べられるでしょう。また、感謝の意を表す際、具体的な先生のお名前や出来事などを取り入れた話し方をしてみても良いです。卒業生の保護者にしか出来ない話し方をすれば、先生方にも気持ちは伝わりやすいです。ここでのポイントは無難な挨拶をするのではなく、具体性を持った表現で感謝を示すということです。そうすることにより、聞き手の気持ちをつかみやすくなります。そこから内容に入れば、話をよく聞いてくれるようにもなります。そして最後の結びの部分に入るわけですが、そこでもポイントは勿論あります。最初に感謝の意を表しているなら、結びでは先生方の今後のご活躍や、またはお身体を気に掛けるような表現が良いかもしれません。その方が文面全体が自然な流れになります。または自身の思い出を取り入れた表現で、感想を述べつつ、今後の発展にも祈願していますというような結びで表現するのも良いでしょう。