通夜喪主の挨拶やスピーチに使える言葉の例文や手紙・メールに使える文例
通夜喪主の挨拶のポイント
一般的に葬儀や告別式が行われる前に通夜があります。通夜では弔問客が訪れてお焼香をします。最後には通夜振る舞いの席があり、その席の前後に通夜喪主の挨拶がある場合があります。通夜喪主の挨拶は、通夜に来てくれた人達へのお礼の言葉をしっかり述べることが大切なポイントです。また、弔電をいただいた人に対しては早めにお礼状を出すようにします。お礼状でも弔電をいただいたことに対しての感謝の言葉を伝えるようにします。
通夜喪主の挨拶の書き出しのポイント
通夜喪主の挨拶は通夜振る舞いが行われる前にあります。通夜振る舞いとは、通夜の儀式が一通り終わった後に弔問客を別室に招いて、オードブルなどの食事とアルコールを振る舞う昔から伝統的にある儀式です。しかし、地域によってはない所もあります。通夜振る舞いの前には弔問客に対して来てくれてありがとうという気持ちをしっかり伝える必要があります。そうすることで故人の気持ちを代弁でき、故人の供養にも繋がっていきます。
通夜喪主の挨拶のスピーチに使える書き出しの例文
「本日は○○のためにお越しいただき、誠にありがとうございます。○○の夫(妻)の△△です。」「こんなにも沢山の方に御集りいただき、○○もきっと天国で喜んでいると思います。」「本日はご多忙中にも関わらずお集まりいただき、誠にありがとうございます。」「○○に代わって皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございます。」「本日は皆さま○○のためにお集まり下さり、誠にありがとうございます。」「○○もきっと感謝していることと思います」
通夜喪主の挨拶の手紙に使える書き出しの例文
葬儀で弔電をいただいた人に宛てて送る「弔電用お礼状」の書きだし部分でよくある例文を挙げていきます。「謹啓」「故○○儀(亡父○○儀、亡母○○儀など)の葬儀の節にはご多忙中にもかかわらずご丁重な弔電を賜り、誠にありがたく厚く御礼申しあげます」「先日○○(故人の名前)の葬儀に際しましては早速ご鄭重なる弔電を頂きまして誠にありがとうございました」「御弔意の言葉を謹んでお受け致し霊前に供えさせていただきました」
通夜喪主の挨拶の使える書き出しの例文
「このたびは○○の葬儀に際しまして、ご多忙中にもかかわらずご丁重な弔電いただき、誠にありがとうございました」「この度は○○の葬儀に際しまして御丁寧な御弔意の手紙と過分な御香料を頂きまして、厚く御礼申し上げます」「△△様の温かいお言葉に励まされ、葬儀を滞りなく執り行うことが出来ました」「△△様には○○が生前大変お世話になり、深く感謝しております。○○に代わってお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。」
通夜喪主の挨拶のメールに使える書き出しの例文
お通夜や葬儀に参列できなかった人からお悔やみ状やお悔やみのメールをもらうことがあります。お悔やみ状やお悔やみのメールをもらった場合の返信用の例文の書きだし部分のみを挙げていきます。メールの件名は「先日はありがとうございました」本文は「この度は○○のために、丁寧なご弔意のお手紙をいただきまして、誠にありがとうございました。」「△△様のお心遣いに感謝しております。おかげさまで無事葬儀を終える事が出来ました。」
通夜喪主の挨拶のビジネスに使える書き出しの例文
社葬の場合、弔電は喪主ではなく、葬儀責任者や主催者充てに送ります。急な訃報で社葬に参列できない場合に送る弔電の例文です。「御社○○重役様のご霊前に、深く哀悼の意を表します。」「御社○○重役様の不慮のご逝去の報に接し、貴社ご一同に心からお悔やみ申しあげます。」「突然のご逝去に接し、職場の一同驚いております。深く哀悼の意を表わします。」「このたびの○○会長のご逝去の報に接し驚いております。心からお悔やみ申しあげます。」
通夜喪主の挨拶の書き出しについてのまとめ
通夜に来てくれた人たちには直接お礼の言葉を伝えることができますが、弔電やお悔やみ状をいただいた人たちにもそのお礼を言う必要があります。近所に住んでいて直接会うことができたら直接お礼を言うのが礼儀ですが、お礼状としてハガキや手紙を出すのが慣習となっています。ハガキや手紙でお礼の言葉を述べる場合でも、あくまでも略儀であることを伝えて、後日直接会って弔電や香典をいただいた事に関するお礼の言葉を言うことが大切です。
通夜喪主の挨拶の結びのポイント
通夜振る舞いが終わったあとに、通夜のお手伝いさんや世話人、あるいは喪主が通夜のお開きの挨拶をすることがあります。お開きの挨拶をする際には、通夜に来てくれたことに関する感謝を述べるとともに、これからの葬儀と告別式の予定について一言伝えておくと、参列してくれた人達も葬儀や告別式に足を運びやすくなります。また、弔電やお悔やみ状などをいただいた場合は、葬儀が済んで一通り落ち着いてからお礼状を出すようにします。
通夜喪主の挨拶のスピーチに使える結びの例文
「本日はこのようにたくさんの方々にお集まりいただき、本当に遺族一同感謝しております。誠にありがとうございました。」「さて、時間も遅くなってまいりましたので、この辺でお開きにしたいと思います。」「なお、明日の葬儀、告別式は12時からの予定になっております。場所は○○斎場です。お時間がございましたら、どうぞ明日もよろしくお願いいたします。」「外は暗くなっておりますので、どうぞお足元に気を付けてお帰り下さいませ。」
通夜喪主の挨拶の手紙に使える結びの例文
葬儀で弔電をいただいた人に宛てて送る「弔電用お礼状」の結び部分でよくある例文です。「お心遣いに感謝申し上げると共に(故人名)の生前のご交誼に対し厚く御礼申し上げます何卒これからもよろしく御指導御鞭撻下さいますようお願い申し上げます」「格別な御高配につきまして重ねて厚く御礼申し上げます末筆ながら幾久しい御健康と御多幸をお祈り申し上げます」「敬白」「書いた日の日付」「喪主の住所」「喪主の氏名」「親族一同」
通夜喪主の挨拶の使える結びの例文
「家族一同、未だに○○が亡くなったという事実を受け入れることができませんが、これからは○○の分まで家族で力を合わせて生きて行きたいと思っております。」「○○もきっと天国から私たちのことを見守ってくれていると思います。」「今後も変わらぬご厚誼を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。」「明日は葬儀と告別式を12時から予定しております。お忙しいとは思いますが、明日もお時間がございましたらよろしくお願いいたします。」
通夜喪主の挨拶のメールに使える結びの例文
お悔やみ状やお悔やみのメールをもらったときのお礼用メールの例文です。「家族一同、△△様の心遣いにとても感謝しております。今後とも引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます」「誠にありがとうございました。」「これからも亡き○○同様、ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。」「慌ただしい中、メールでの返信になってしまいましたが、落ち着きましたらお時間があるときに直接お礼を申し上げたいと思っております。」「喪主○○」
通夜喪主の挨拶のビジネスに使える結びの例文
社葬で送る弔電の文末には差出人の名前を記載します。社葬の場合の弔電は、個人葬とは違って会社の社長名義で出すのが一般的です。その際は会社名も入れるようにします。「○○会長の在りし日のすばらしい業績を偲び、心からご冥福をお祈り申しあげます。」「貴社○○会長の、ご逝去のご通知をいただき、心からお悔やみ申しあげます。」「御社○○会長のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。」「株式会社○○○○」「代表取締役社長○○」
通夜喪主の挨拶の結びについてのまとめ
弔電のお礼状やお礼の手紙では、始まりと終わりに挨拶の言葉を記するのが基本です。ハガキや手紙では、「謹啓」と「敬白」がよく使用されます。「謹啓」と「敬白」は、一般的によく使用される「拝啓」と「敬具」よりも一層畏まった表現になります。ビジネスで重要な取引がある会社の会長さんや社長さんが亡くなったときなどによく使用されます。弔事関係でのお礼状は全て喪主が送り主になり、最後に「親族一同」と結ぶのが一般的です。
通夜喪主の挨拶の全体的なまとめ
通夜喪主の挨拶は、通夜のときに行われます。通夜には仮通夜と本通夜があり、基本的に本通夜のときに挨拶が行われます。しかし、現代においては「半通夜」という簡略化したかたちで行われる通夜も普及しており、通夜振る舞いもなく、喪主による挨拶もないケースもあるようです。それでも挨拶がある通夜もあるので、喪主はそれに備えてしっかり準備をしておく必要があります。通夜の挨拶は参列者へのお礼の言葉と、遠慮せずに料理を食べて行って欲しい事、そして葬儀と告別式の日程を伝えるのがポイントです。それほど難しいスピーチをする必要はなく、感謝の気持ちを伝えることさえ押さえておけば大丈夫です。また、「重ね重ね」「たびたび」「わざわざ」「ますます」などの同じ言葉を続けて言う「忌み言葉」は、不幸が続くことを予感させるので葬式の場では使用しないように気をつけることが大切です。また、手紙やハガキなどで弔電のお礼状を書く場合は、一般葬なら「故○○」「故○○儀」、社葬なら「弊社○○○○」「弊社○○故○○儀」などとし、最後は「親族一同」で結びます。弔電のお礼状はハガキで出すのが基本で、「、」や「。」などの「句読点」をつけないで書くようにします。
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